シコシコBlog

ぼくのせいちょうきろく

留年がきまった

お久しぶりです。見ている人がいないにも関わらず生産性のないことをつらつらと書き続けることのできる僕のこの無駄な努力を誉めて下さい。

3カ月ブログを書かなかったので何もなかったのかというとそうではない。

むしろありすぎて書くことが溜まっているのに後回しにしていたら2カ月もたっていたということだ。

まず手始めに。

 

 

 

 

留年が決まった。

 

 

 

 

えっマジで?

 

 

 

やっちまったぜ。

でも騒いでいるのは周りくらいで僕は1年間余分にボーっとできるんだったら別にいいかなと思っている。

こういうのは早めに報告したほうがいいということで親に言おうとしたんだけど、何の関係ない話で「留学」と言おうとしたら、

 

「えっ!?留年したの!?」

 

と聞き間違いでびっくりされたため、こう答えた。

 

 

 

「してないよ」

 

 

 

でも足らなかった単位が2単位だけなんだよね。つまり一授業。

2回生後期の授業で専門の5つの授業のうち最低二つ取らないと確実に留年が決まっちゃうんだけど、そのうち3つは全く授業に出ていなかったから残りの二つの授業に賭けていたんだよね。

でもそのうちの一つ「計算機工学Ⅰ」が全くできなかったから諦めて留年を受け入れて、残りの一つの必修のテストは平常点が40点あったにもかかわらずテストに行かなかったのだ。残り20点さえ取れればいいんだけどそれすら怪しいくらい僕にはわけわからん授業だったし。

 

 

 

先日成績見たら計算機工学単位あったというね

 

 

勝手に自分から留年きめに行っちゃいました。てへっ

まあ4年じゃできないことやればいいでしょ。でも2単位で1年余分にするんだったら頑張っとけばよかった

 

じゃあ僕にとって何が厄介になってくるのかと言うと、留年が決まると同時にそう、給付型の奨学金が止まるのである。月55000円もらっていたのだが、それが一気になくなってしまうのである。そのおかげで今の下宿の家賃を賄えるほどの収入が入らなくなってしまうのである。

 

 

とういうことで

 

 

下宿もやめることにしました

 

えっマジで?

 

まあでも下宿はお金がもったいないし1年でやめようかなと思っていたところだったのでちょうどよかったかなと思っている。

何もしなくても家賃で6万、水道代、光熱費、食費合わせて6万、ほか必要経費で3万、月最低15万は飛んで行ってしまうのである。奨学金全部合わせても足りない金額である。

無理して新聞配達を続けてまで続けることではないと判断し、違約金が出なくなる5月いっぱいで退去することにしたのである。下宿を始めたのも永福(仮名)くんがバックレたから俺もそのまま下宿しないってなったら、周りに言うだけ言っといて結局やらんのかいってなりそうだから始めたというのもちょっとあるし。

 

とういうわけで身辺整理を始めようと思います。

もう一年サイコゥ!

 

そうだ、ついでに新聞配達のバイトの話をしよう。

 

このバイトを始めたのはベスパを買う金を貯めるためだったんだけど、思ったより貯まらない、と言っても家賃生活費すべて自分で賄いつつ自分の欲しいものを買うなんてハナから無理な話であって、結局は稼いだ金は生活費に全て消えていったのである。じゃあ俺はこの6か月間このバイトをしていなかったらどう暮らしていってたのか気になるところだけどまあそれは置いといて。

 

俺の場合の勤務実態。

 

 

勤務時間:1時間(朝刊のみ)

給料:6万円

シフト:月に3回の休み(希望があればそれ以上も可、土曜日は基本的に出勤、正月は必ず出勤(!!!!)

 

 

朝3時出勤を毎日やるわけなんだけど、最初のうちは真面目に3時に起きて行っていたんだけど、慣れてくると10分、20分と出勤時間が遅くなっていき、働き始めて1か月後には社員の電話に起こされて行くようになった。

 

 

「起きてる~?」

 

 

なるべく僕も起きる努力はしたのだが、二度寝の誘惑には勝てないのである。あと外に出たら確実に寒いのに暖房にカーペットにポッカッポカあったかい家から出る気なんて起こるかいなという話である。

いくつもの不満を抱えながら5カ月配達していたわけなんだけど、途中で事故の保険金が入ってもうベスパのお金が溜まったので働く意味がなくなったから店長にやめると伝えると、

 

 

「ダメ」

 

 

と言われた。

ん?ん?と向こう側の言い分を聞いてみると、やはりこの仕事は人手が少ないらしく、一人でも辞められると困る、またつい最近一人辞めたので、その埋め合わせが入ってくるまで続けてほしい、もしよろしければその辞めた人の区域も配ってほしい、となかなかブラックなことをおっしゃったのである。

 

こっちも学校があるんやコラ!!!!なんでこんなしんどいこと続けんとあかんねんアホンダラ!!!!!しかもなんでやめようと思ってる人引き留めてもっと配らそうとしてんねんこのボケナス!!!!!

と言おうとしたが、さすがに失礼なので数百倍に薄めてお返ししてやった。

 

 

 

 

「わかりました。」

 

 

 

 

こうして以前の倍の量、倍の時間働くことになったのである。

辞めたくて仕方ないのに、ゲロ寒い中、普段より早めに起きて新しい配達区域を時間をかけて配り、明るくなってから帰るという苦行に耐えていたのも、

 

「倍の量、倍の時間働いているからきっと給料も倍に違いない・・・!!」

 

という期待があったからである。

そして待ちに待った給料日である。

ドキドキしながら明細を見てみると、僕は力が抜けた。

 

 

 

「はっ・・・8万円!!??」

 

 

 

これは何かの嘘に違いないと思い、以前の配達料の時の明細と比べてみたのだが、分かるわけもなく。分かったことは、「配達量と給料は比例しない(僕の配達しているところは)ことである。

そこにタイミングよく店長が現れたので僕はきっぱりと、

 

「倍働いたのに給料が倍もらえなかったのでやめます」

 

と伝えた。

店長も「そうか」と今回はあっさりと了承してくれた。僕の勢いに押されたのだろう。またお金に困ったらいつでも戻ってきてくれと言われたが、おそらく二度としないだろう。でも何かの間違いでまた始めるかもしれない。

こうして僕の苦行は終わったのである。

 

 

半年働いたのだが、もちろん何回かやらかした。

 

・明るくなってから出勤

上でも書いたように、僕は寝坊の常習犯だったんだけど、それは大体の人の行動時間になるまでに配れば別にいいだろうという僕の勝手な考えからそうしていたのだったのだが、一回だけその大体の人の行動時間、朝6時になってから配り始めたことがあった。その時はさすがに注意された。

次の日はちゃんと時間通りに出勤しようと思ったけど結局1時間寝坊したのでそれ以降諦めて社員の電話が鳴ってから起きるようにしたのである(もちろんこんな事はご法度である)。

 

 

社員「一回○○くん、出勤してこないから電話入れたら、「20分後に起こしてください」って言ってたよ」

 

 

・不配

これは正直配達してたら絶対避けられないものだから仕方ないところもある。いくら本人が配達したと言っても、配達先の人が配達されていないと言えばそれまでである。配達所の「不配表」という配達し忘れのメーター表、つまり恥さらしのメーターが一つ増えるのである。

配達したのをはっきり覚えているのに、次の日不配のメーターが塗られていることがあったので社員に抗議したところ、ポストに飛び出した状態で新聞を入れた場合、勝手にとっていっちゃうドロボーもいる、だからできるだけポストに落とし込める場合は落としてほしい、と言われた。

なのでこの一件以来僕は不配じゃなくて「盗まれた」と思うようにしている。

 

 

それにしても俺の新聞はよく盗まれる

 

・新聞が風に

配るときはまずコンビニを配ってから家に配達、という手順で配っているのだ。

それでコンビニを配り終わって、新聞を積み直そうと後ろの荷台のゴムを外して新聞を移動させていると、日経MJが一部、風で飛んで行った。

それを捕まえようと必死になっていると、次から次へと日経MJが飛んでいくのである。無傷で奴らを捕まえるのは諦めて地面を舞う日経MJを足で踏んづけて捕まえて、手にして振り返った。

 

 

 

バサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサバサ

 

 

 

日経新聞の大嵐である。

ゴムで固定しないまま日経MJを捕まえに行った隙に強風が運悪く吹いたのである。俺はどこまで運がない男なのか・・・

とりあえず被害を最小限に抑えるためにゴムで生き残りを固定した後、日経新聞を捕まえようとしたのだが、なんせ日経新聞およそ50部が風でチラシとともに吹っ飛んでいるのである。今まで目にしたことない新聞の嵐が午前4時半の元町商店街で起こっているのである。

そこにたまたま通りかかったオバハンが風に舞う新聞を止めてくれたのだが、新聞は仲間意識が強いのである、次から次へ新聞がオバハンに襲い掛かり、身体中に張り付いていくのである。オバハンが、

 

「止めてるよーーーーー!!!」

 

と僕に大声で伝えてくれているのだが、商店街の新聞の嵐、置きっぱなしのバイク、新聞まみれのオバハン、どこから処理したらいいかわからないのでとりあえずオバハンはほっといて片っ端から新聞を捕まえていった。

目視でもう新聞が見当たらなくなったのはその30分後である。オバハンもいなくなっていた。もう配達される姿じゃない日経新聞を見て、「不配表メーターどこまで伸びるだろうか」と逆に変なワクワク感が湧いてきたのだが、配達所に風で日経新聞が全滅した旨を伝えると、その30分後にどこに隠し持っていたのか、予備の新聞を大量に持ってきたのである。

 

こいつらはどんな目にあっても意地でも新聞を配達させるのか

 

と少し戦慄した。

不思議にも怒られなかったのだが、社員が別れ際に、

「絶対事故るなよ」

と言ったところから、おそらく

 

 

 

新聞配達するときは事故だけは絶対してはいけない

 

 

 

のだろう。

 

不思議とこういう苦行のようなものは長続きしてしまうのである。そしてそこで普通しない苦難が僕に襲い掛かるのである。僕の不思議なスキルなのかもしれない。

以前、ちらっと耳にしたことなのだが、企業の最終面接の前には、その人の経歴を隅から隅まで調べるらしい。もちろんSNSもその対象である。

 

俺は確実に落とされる(遅刻、間抜け、寝坊)。

 

 

P.S

悪いことばかりではなかった。二匹のネコと仲良くなったのである。

 

 

配達に行く途中の店のシャッターの前にいつもいるのである。やたら頭をこすりつけてくるので、名前は「ずつき」。

 

 

 

 

 

 

 

 

コイツの名前は「こじき」。由来も名前もそのまんま。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあどっちも死んだけどね。