シコシコBlog

ぼくのせいちょうきろく

ヒッチハイク有馬記念作戦 結果

ヒッチハイクで無事東京に着き、いざ有馬記念

は明日なので、その前日は中山大障害を見に行った(これが初めての競馬場でしかもはずれた)あと、平和島で泊まった。

 

なかなかいい雰囲気である(中身と違って)

 

ここで予想していたのだが、となりで平和島ボウリング帰りの大学生の団体がしていた会話がおもんなさ過ぎて覚えている。

 

 

女「透明人間になれるかわりにいつ透明人間が解除されるかわからないのと、空を飛べるけど、飛ぶときには真っ裸になるのとだったらどっちがいい~~~?」

 

男「え~~~、圧倒的前者だろ~~~」

 

 

ムカつくから予想をやめて寝ることにした。

 

そして翌日、有馬記念である。にしても船橋法典駅から異常な人、人、人。

 

いい気分で帰ることのできる人は一割いるかどうかだろう

 

長ーい競馬場までの道を進むと、ここでも入場券を購入するための異常な列。

 

もちろんこの中でいい気分で帰ることのでry

 

長い列を並んで入場券を買い、いざ馬券販売所である。ゴールドシップのドラマを楽しみに、応援馬券2万円、一頭軸の3連単をしこたま買い込んで、会場に向かおうとしたとき、重大なことに気が付いた。

 

 

 

 

釣りとるの忘れた!!!!!

 

 

 

 

8千ぐらい置き去りにしてしまったことに気づいたので急いで馬券販売所に向かった。ここのやつらなら誰のかわからない金なら確実に勝手に自分の馬券にしているはずだ、と買った場所へ行くと、

 

 

なんとババアがおつりから出ているお札をしばらく見た後それをとって馬券を買おうとしているじゃないか。

 

 

 

 

「それ僕の金です!!!!!」

 

 

 

と思わず叫んでしまった。だがこれは吉と出た。周りが僕のほうを見るのでババアの手が止まったのである。

そこでババアが慌てて、

 

「あぁ!!!!ゴメンゴメン!!!」

 

と言って僕にお金を返してくれた。

おまえ!!馬券に変えてたらなんて言い訳するつもりだったんや!!!

 

一悶着があった後、競馬場に行き、観戦ポイントに向かった。出走時間近くになると、あの芦毛の馬体が現れた。

 

颯爽と競馬場を駆け抜ける姿。カッコいいぜ。

 

レースが始まり、いつも通りゴルシは最後方から。彼らしい競馬ではあるが、お金を賭けている身からすると非常に胃が痛む時間である。

正面スタンドを通過した後、向こう正面に差し掛かった時である。

 

ゴールドシップ天皇賞春ばりのスパートをかけているではないか!!

 

いけゴルシ!!感動と金をくれ!!と最後の直線。

が、一生懸命走ってはいるが、伸びない。だんだんと馬群の中に沈んでいく。

結局ゴールド違いのゴールドアクターが優勝したのである。

盛大に外して涙が出そうなぐらいだったが、最後に彼の走りを見ることができて良かったと思う。そして思った。

 

 

彼は終わったんだな・・・

 

 

今後は種牡馬として頑張ってほしいものである。

 

そしてゴールドシップの引退式の後の中山競馬場である。

 

 

おぅ・・・・

 

見ろよコイツ・・・笑ってるけど、捨てられてるんだぜ・・・

 

とビビっているところに後ろから、

「あーあー、早いとこ片づけないとなー」

と、清掃服を着た戦士たちが戦いへと向かって行った。

 

なんかカッコいい

 

周りを見渡すと、

 

中山競馬場ーーーーーーー!!!!!ぜってぇ会いに来るからなーーーーーー!!!」

 

と叫んでどこかへ消えていくヘンなオッサン、カップルで、彼氏が目の前の人が捨てたパンフレットを嬉しそうに拾っていくのに何にも言わない彼女、落ちているジュースを瓶に集めて飲んでいるおじさん、など、なかなかすごいものが見れた。

 

 

さまざまな情念渦巻く中山競馬場、そこで僕はお金を失って大阪へと帰っていくのであった...

 ちゃんちゃん